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アブストラクト(33巻3号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | ガス産生重症歯性感染症の2例 |
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Subtitle : | 症例 |
Authors : | 土肥雅彦, 久保田英朗, 小林優, 宮本将利, 水谷成孝, 河合良明, 斎藤恒, 福岡真一, 本間義郎, 松澤直子*, 酒井信明*, 常松令**, 森實敏夫**, 宮城敦* |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学口腔外科学第II講座, *神奈川歯科大学障害者歯科学教室, **神奈川歯科大学内科学教室 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 33 |
Number : | 3 |
Page : | 137-144 |
Year/Month : | 1998 / 9 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「緒言」 近年, 抗生物質の発達により歯性感染症が重篤な経過をとることは少なくなってきている. しかし, 今なお, 急速かつ広範囲に炎症が拡大する症例に遭遇することがあり注意を要する. 歯性感染症は原因歯とその周囲の解剖学的特徴により, 嚥下困難や気道圧迫を生じたり, 縦隔洞へ炎症が波及しやすい. また, 重症例では敗血症や播種性血管内凝固症候群(DIC)を惹起することもあり, 死亡する場合もある. 最近, われわれは歯性炎症から頸部蜂窩織炎を生じDIC準備状態(preDIC)に至った症例と, 縦隔洞炎へと進行した症例のガス産生重症歯性感染症2症例を経験したので報告する. 「症例」 「症例1」 患者: 39歳の女性. 初診:平成8年5月7日. 主訴:頸部の腫脹と呼吸困難. 家族歴:特記事項なし. 既往歴:在胎8か月(体重1,200g)で仮死状態で出生し, 出生後黄疸で約50日間入院した. 生後3か月で脳性小児麻痺と診断された. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : | 歯性感染症, ガス産生菌, 頸部蜂窩織炎, 縦隔洞炎, disseminated intravascular coagulation (DIC) |