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アブストラクト(33巻4号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | モルダント処理を施したリン酸カルシウム系結晶化ガラス(PGC)に対する接着性レジンセメントの接着強さ |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨 |
Authors : | 長尾大輔 |
Authors(kana) : | ながおだいすけ |
Organization : | 神奈川歯科大学大学院歯学研究科歯科保存学講座 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 33 |
Number : | 4 |
Page : | 208-210 |
Year/Month : | 1998 / 12 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「論文内容要旨」 歯科用セラミックスは審美性や生体適合性に優れた材料である. なかでも, 本実験で供試したキャスタブルセラミックスの一つであるリン酸カルシウム系結晶化ガラス(PGC)は, 歯質類似の化学組成からなり, 従来の歯科用金属に用いられてきたロストワックス法によって鋳造成形を行なうため, 任意の歯冠形態付与や適合性に優れるとともに, 鋳造されたセラミックスに結晶化熱処理を施し, ガラス状態から結晶化ガラスへ転換させることにより, 従来のポーセレンと比較して機械的物性が飛躍的に向上するなどの優れた性質を有している. 接着性レジンセメントによるPGCの接着には, フッ化水素酸(HF)による表面処理が有効であると報告されている. しかし, HFは極めて有毒であり, より安全性の高い接着方法の開発が望まれている. 本研究では, クラレ社製Panavia 21 EX (P 21)およびサンメディカル社製Super-bond C & B (SCB)の2種の接着性レジンセメントを用いたときの, PGC表面に対するより安全で, 臨床的に満足しうる新たな接着法の開発を目的として, 金属イオン塗布処理であるモルダント処理のうち, 硝酸アルミニウム(AN), 塩化第二鉄(FC)および塩化第一スズ(SC)の6 wt%水溶液3種について, 剪断接着試験, SEM観察, EPMA分析およびレジンモノマーに対する接触角の測定を行ない, 30% HF処理および20%の水酸化ナトリウム(SH)処理との比較, 検討を行なった. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |