アブストラクト(39巻2/3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 発生工学による顎の再生の試み
Subtitle : 公開シンポジウム 口腔領域における再生医療の展開 -発生工学, 細胞工学, 遺伝子工学, 理工学の融合-
Authors : 古江美保
Authors(kana) :
Organization : 神奈川歯科大学・生体機能学講座・顎機能先端研・遺伝子制御部門
Journal : 神奈川歯学
Volume : 39
Number : 2/3
Page : 107-108
Year/Month : 2004 / 9
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : TGF-βスーパーファミリーの一因子であるアクチビンAは両生類の発生初期において強い中胚葉誘導能を示す. アフリカツメガエルの胞胚期, 予定外胚葉領域未分化細胞シート(アニマルキャップ)を切り出し, in vitroにおいてアクチビンA処理して培養を行うと, その濃度依存的に血球, 筋肉, 脊索などの様々な中胚葉組織を誘導することができる1). また, アクチビンA処理したアニマルキャップはオーガナイザーの機能をもつ1). アクチビンAを処理したアニマルキャップを時間をおいて, 別の未処理のアニマルキャップ二枚で挟み込み培養を行うと(アニマルキャップサンドイッチ培養法), アクチビンAの処理濃度および処理後時間に依存して, 頭部から胴尾部構造が誘導される. 以上のことからアクチビンAとアニマルキャップを用いる実験系により, 正常胚におけるパターン形成をin vitroで再現することができると推測された. そこで, in vitroにおいてアニマルキャップからの顎顔面軟骨の誘導を試みた.
Practice : 歯科学
Keywords :