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アブストラクト(39巻2/3号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | ヒト骨の再生機構 |
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Subtitle : | 公開シンポジウム 口腔領域における再生医療の展開 -発生工学, 細胞工学, 遺伝子工学, 理工学の融合- |
Authors : | 畑隆一郎 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学・生体機能学講座・顎機能先端研・遺伝子制御部門 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 39 |
Number : | 2/3 |
Page : | 111-112 |
Year/Month : | 2004 / 9 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | ヒト骨の形成機構の研究は骨再生による骨欠損の治療, および骨粗嶺症の治療の面から重要である. 骨を形成する細胞はMesenchymal Stem Cells(間葉系幹細胞), Osteoprojenitor Cells, Preosteoblasts, Mature Osteoblasts, Osteocytesと増殖, 分化をしながら骨の成熟に必要な分化因子, コラーゲンを骨格とする細胞外マトリックスを形成し, 石灰化をする. 本研究では骨の形成に関わる骨芽細胞分化の分子機構を明らかにすることを目的として行った. ヒト骨芽細胞様細胞のMG-63を活性持続型ビタミンC(Asc2-P)で処理をすると細胞の増殖とともに骨芽細胞の初期分化マーカーであるアルカリ性ホスファターゼ(ALP)活性およびコラーゲン合成活性の上昇を示した. コラーゲン合成阻害剤添加により, コラーゲン合成ばかりでなく, 細胞の増殖, ALP活性の上昇も阻害された1). Asc2-P添加によりIII型コラーゲン遺伝子の発現が特異的に促進されること, およびIII型コラーゲン遺伝子の発現を抑制すると細胞の増殖が抑制されることから, Asc2-Pはヒト骨芽細胞のIII型コラーゲン遺伝子の発現促進を介して細胞の増殖を促進していると考えられる. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |