アブストラクト(39巻2/3号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 再生すること 永らえること
Subtitle : 公開シンポジウム 口腔領域における再生医療の展開 -発生工学, 細胞工学, 遺伝子工学, 理工学の融合-
Authors : 寺中敏夫
Authors(kana) :
Organization : 神奈川歯科大学・口腔治療学講座・顎機能先端研・生体材料開発部門
Journal : 神奈川歯学
Volume : 39
Number : 2/3
Page : 115-117
Year/Month : 2004 / 9
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 歯の喪失原因となる2大疾患である齲蝕と歯周病は歯面に付着, 停滞するバイオフィルムである細菌性プラーク(以下プラークと略す)が主原因であることは明らかである. 我々臨床家は日々プラークが原因で生じた齲蝕や歯周病に罹患した患者の治療に当たっていると同時に, プラークコントロールの重要性を理解していただけるよう個々の患者のモチベーションを高め, そのスキルアップのために多大な時間を費やしている. 齲蝕と歯周病はともに生活習慣病であるとされて久しいが, 人間の生活習慣を変えることは難しい面がある. 特に高齢者にとって長年身についた口腔清掃の習慣を変え, プラークコントロールの技術的な向上を目指すことは甚だ困難である. まして, 身体的障害をもった患者にとってはなおさらである. この意味から幼児や小児からの教育は重要であり, 社会に対して口腔の疾患に対する理解を深める啓蒙活動は, 是非とも推進していかなければならない事柄である.
Practice : 歯科学
Keywords :