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アブストラクト(41巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | S1-4 歯科的疾患または非歯科的疾患による痛みの鑑別と治療法について |
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Subtitle : | 神奈川歯科大学学会 第40回総会シンポジウムI |
Authors : | 久保田英朗 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学顎顔面外科学講座 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 41 |
Number : | 1 |
Page : | 84-87 |
Year/Month : | 2006 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | はじめに 頭・頸部領域には類似の疼痛パターンをもつ疾患が多く存在し, しばしば鑑別診断に苦慮する. いわば歯科と医科の境界(グレーゾーン)に存在する疾患があることをわれわれは認識し, これらの疾患については歯科医師および医師の分担すべき責任を明確にし, 両者が協力して診断, 治療に臨むべきである. 歯科医師は, う蝕, 歯周病などの歯科的疾患で疼痛を訴える患者以外に心因性の疼痛, あるいは非定型顔面痛に代表される難治性の疼痛も日常の診療で扱うことがある. このような患者は, 自分がどの診療科を受診してよいかわからず, 内科, 神経内科, 脳神経外科などを受診し, 最後には精神科受診に至る症例も多い. つまり歯科医師は, 顎顔面領域の疼痛を主訴として受診した患者の中に, 咀嚼系とは無関係な疾患を内在している可能性があることを知らなければならない. また, 医師は頭蓋顔面部の痛みに関して, 歯原性疼痛, 顎関節症, 舌痛症などの疾患に起因する痛みがあることを充分に認識しなければならない. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : |