アブストラクト(42巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : T5 耳鼻咽喉科および頭頚部外科におけるドライマウス
Subtitle :
Authors : 小川克二
Authors(kana) :
Organization : 横須賀市立市民病院耳鼻咽喉科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 42
Number : 1
Page : 90-91
Year/Month : 2007 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 1.口腔乾燥感を生じる疾患 唾液分泌低下により口腔内乾燥感を生じる疾患としては大別して唾液腺外性分泌低下, 腺因性分泌低下および心因性分泌低下などがある. 腺外性のものは服用している薬剤によって生ずるものがあり, 向精神薬, 抗てんかん薬, 鎮痙薬, 抗ヒスタミン薬, 睡眠薬, 消化性潰瘍薬, 抗不整脈薬, 利尿薬などがある. また, 水分代謝異常の場合で脱水, 内分泌疾患として糖尿病, 尿崩症, 甲状腺機能充進症, 副甲状腺機能充進症などがある. 腺因性のものは唾液腺の萎縮から生じるもので加齢, 放射線治療, 化学療法によるものがある. この他シェーグレン症候群, サルコイドーシスやAIDSなどのウィルス性疾患がある. 心因性分泌低下は不安神経症, うつ病, パラノイアなどがある(表1). II.加齢による口内乾燥 加齢により唾液量は一般的に減少すると考えられているが, 高齢者でも変化しないなどの報告もあり定かではない. しかし, 口内乾燥症が高齢者の女性に高頻度に認められていることは確かである.
Practice : 歯科学
Keywords :