アブストラクト(43巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : NKT細胞療法:理論と実践
Subtitle : 神奈川歯科大学学会 第42回総会特別講演
Authors : 谷口克
Authors(kana) :
Organization : 独立行政法人 理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター
Journal : 神奈川歯学
Volume : 43
Number : 1
Page : 1-9
Year/Month : 2008 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 司会 それでは, 時間になりましたので, 第42回総会の特別講演を始めさせていただきます. きょうの特別講演の講師は, 理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター, センター長の谷口克先生です. 先生は, 免疫学で非常に有名な方ですけれども, 慣例によってこ略歴を紹介させていただきます. 先生は, 1974年に千葉大学の大学院医学研究科博士課程を終了した後に, 1980年からは医学部免疫学教室の教授をされております. 1996年からは千葉大学の医学部の学部長をされ, 2004年, 新しくできました理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターのセンター長として赴任されております. また, 2005年10月から, 日本学術会議第20期会員をされております. 先生は, 免疫学の分野で非常に大きな貢献をされております. 一般に免疫のレギュレーションといっても, 一番私自身感銘を受けたのは, NKT細胞の発見とその機能あるいは構造ということで, 新しい種類の免疫細胞であるNKT細胞が非常に多くの分野, 免疫反応だけではなくて, それは実際的に腫瘍を抑える, あるいはいろんな後天性疾患にも非常に関係するということで, NKT細胞は免疫細胞ですから, いろんなリガンドを認識するわけですが, そのリガンドとするものが, 今まで知られていたようなペプチドではなくて, 糖鎖の一部を認識するという非常に特殊な免疫細胞で, その細胞が実際に生体内で非常に大きな役割をしているということで, Scienceとか, それからJournal of Experimental Medicineとか, そういう一流の雑誌に多くの論文を出されております.
Practice : 歯科学
Keywords :