アブストラクト(44巻2号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 個人識別におけるミトコンドリアDNA hypervariable reagion 3の有用性の検討
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 山室好生
Authors(kana) : やまむろよしお
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 44
Number : 2
Page : 161-162
Year/Month : 2009 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」 ミトコンドリアDNA(mtDNA)は哺乳動物1細胞あたり103から104コピー以上存在することから, 非常に低分子化した試料や, 極微量もしくは陳旧・劣化した試料からでもPCR増幅が可能である. 従って, 核DNA分析が不可能な試料からでもPCR増幅され得るとして, DNA鑑定実務において非常に有効な手段となっており, 近年では, HV1, HV2領域に加え, 新たにHV3領域と呼ばれる多型領域が認知され, その有用性について基礎データが蓄積されつつある. そこで今回, 86人の血縁関係の無い日本人の抜去歯からDNAを抽出し, HV1, HV2並びにHV3領域のダイレクトシークエンスを行い, 各領域における塩基置換型を分類した. また, 多型性の比較を行うため, 各領域におけるGenetic diversity(GD)及びRandom match probability(RMP)を算出して多型頻度を比較すると共にハプロタイプを集計し, HV3領域の有用性について検討した.
Practice : 歯科学
Keywords :