アブストラクト（44巻2号：神奈川歯学）

神奈川歯学

Japanese

Title　： 舌喉頭矯正術による乳児の核心・表面体温変化の解析
Subtitle　： 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors　： 北川有華
Authors（kana）　： きたがわゆか
Organization　： 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal　： 神奈川歯学
Volume　： 44
Number　： 2
Page　： 163-164
Year/Month　： 2009 / 12
Article　： 報告
Publisher　： 神奈川歯科大学学会
Abstract　： 「論文内容要旨」 近年, 36.0℃未満のいわゆる低体温児の増加が学校保健領域で問題となっている. 低体温は血行不良, 免疫力低下, 代謝障害など身体への悪影響が危惧される. 舌喉頭偏位症(ADEL)は, 舌小帯の有無にかかわらず舌および喉頭の前上方への偏位による呼吸抑制と上気道抵抗の増加をおこす. そのため乳児では, チアノーゼ・睡眠時無呼吸・寝つきが悪い・腹部膨満・よく泣くなど多様な症状を呈する. 舌小帯およびオトガイ舌筋の前束の一部筋層を切除する舌喉頭矯正術(CGL)により舌・喉頭が後下方へ降り気道が拡張し, さらに喉頭が直立し上気道の抵抗が減少する. これらの症状は, CGL後から劇的に解消される. 今回, CGLを受けた乳児を対象としCGL前後の核心体温と表面体温を測定解析しCGLの生理的作用を調べた. CGLを希望する生後1ヶ月から4ヶ月の乳児60人を対象とした. 核心体温は耳式体温計を, 表面体温(前額部, 手, 足)は非接触型皮膚赤外線体温計を用い, CGL術前, 術直後, 1時間後, 翌日, 1週間後, 1ヶ月後に測定した.
Practice　： 歯科学
Keywords　：