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アブストラクト(45巻1号:神奈川歯学)
Japanese
Title : | 生体のストレス反応に対する咀嚼器官活動およびフィトンチッドの影響 |
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Subtitle : | 学位申請論文 |
Authors : | 佐藤允俊 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 神奈川歯科大学歯科矯正学講座 |
Journal : | 神奈川歯学 |
Volume : | 45 |
Number : | 1 |
Page : | 28-37 |
Year/Month : | 2010 / 6 |
Article : | 報告 |
Publisher : | 神奈川歯科大学学会 |
Abstract : | 「緒言」ヒトにおける進化とは主に大脳, とくに大脳新皮質の発達である. 大脳新皮質は知覚, 推理, 記憶など高次機能を司り, その高次機能によりヒトは社会生活を成立させている. しかしこれは同時に理性による情動性攻撃の抑制を意味しており, 情動抑制の結果として, 現代社会の複雑な社会構造とその中で生活することにより受けるストレスは少なくなく, ストレスの生体の健康に与える影響が無視できないものとなってきている. 進化の過程においては, 動物は常にストレスの影響を受けて来たと言える. とくに最も単純で, かつ直接生命の危機となり得るストレスとしては, 外敵に対峙した状況が考えられる. そしてそれに対する対処行動として闘争, あるいは逃走という手段を用いて対応して来たと考えられる. 闘争, すなわち攻撃性の発現という点に関してWeiss JMら1)Guile, M.Nら2)Vincent, G.Pら3)はラットにストレスを負荷した際に咀嚼器官を用いる攻撃性を積極的に発現させたラットと発現させなかったラットを比較し, 積極的に攻撃性を発現させたラットではストレスによって引き起こされる胃粘膜の潰瘍形成が少ないことを報告している. |
Practice : | 歯科学 |
Keywords : | ストレス, アロスタシス, ブラキシズム, フィトンチッド |