アブストラクト(46巻2号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Chewing reduces sympathetic nervous response to stress and prevents post-stress arrhythmias in rats
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 小泉創
Authors(kana) : こいずみそう
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 46
Number : 2
Page : 197-198
Year/Month : 2011 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 【論文内容要旨】 ストレスは, 自律神経系の不安定化を惹起し, 心臓疾患を引き起したり憎悪させるリスクファクターと考えられている. 本研究は, 咀嚼刺激が自律神経系のストレス応答に対してどのように作用するかを検討する為に, 1時間の拘束ストレス中のラットに木製棒の自由な咀嚼をさせた場合の, 心電図と血漿カテコールアミン濃度の変化を調べた. ストレス負荷中の咀嚼は, 交感神経系の活動を反映するlow-frequency/high-frequency(LF/HF)の値の上昇を有意に抑え, ストレス解放後9時間における心室性期外収縮の発生の回数も有意に抑えた. これはストレス負荷直前にβブロッカー(プロプラノロール)を投与した群でも同様の傾向であった. 一方で咀嚼は, 副交感神経系の活動を反映するhigh-frequency(HF)の値には影響せず, 咀嚼を行わないストレスのみの群と同様に, ストレスを与えない対照群に対し有意に抑制された.
Practice : 歯科学
Keywords :