アブストラクト(46巻2号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ストレスによる乳癌発症とチューイングの影響
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 木村幸司
Authors(kana) : きむらこうじ
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 46
Number : 2
Page : 198-199
Year/Month : 2011 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 【論文内容要旨】 癌発症は依然として増加の一途を辿っており, その原因の最上流には, 人口の高齢化, 社会構造の多様性に伴う心理的ストレッサーの増強と身体的ストレッサーの増加が存在しているといわれている. 生体がこれらのストレッサーをストレスとして受容すると, ホメオスタシスを維持するために視床下部-交感神経-副腎髄質(sympathetic nervous system;交感神経系)と視床下部-下垂体-副腎皮質(hypothalamic pituitary adrenal axis;HPA軸)の2つの経路を使用したストレス反応が起こる. しかし, 過剰なストレスや小さくてもそれが持続する場合, 生体内でのストレス反応は過剰となり, 神経系, 内分泌系, 免疫系などの機能が低下し, 各種疾患が惹起される. 生体の過剰なストレス反応による生体防御の機能低下は, 癌細胞の発生と生体の癌細胞への攻撃(あるいは排除)のバランスを崩し, 悪性腫瘍の発生や増殖の促進に関して大きなリスクとなり得る.
Practice : 歯科学
Keywords :