アブストラクト(47巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ヒト歯周炎歯肉in vivo再現モデルを用いたIL-1β発現についての解析
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 鎌田要平
Authors(kana) : かまたようへい
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 47
Number : 1
Page : 59-61
Year/Month : 2012 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」歯周炎は40歳以上の成人に発症, 進行しやすい疾患であり, 生活習慣病として位置づけられている. 歯周治療は診査, 処置, 手術, 予後などに関し, 長期間必要なことが多く, 従来にも増して病態メカニズム解明が求められている. 歯周炎は歯周病原性細菌により発症するが, 細菌の存在だけでは病変は成立せず生体側の要因とのバランスが重要である. また, 歯周治療の反応性や病態の重症度, 罹患のしやすさなどに個体差があることが知られており, この個体差がどのような機序に依存しているかはほとんど解明されていない. 一方, 歯周炎の研究において極めて重要な研究阻害因子は, ヒトの歯周炎を再現する動物モデルがないことである. すなわち, 多くの研究はヒト歯肉から培養を行いin vitroの研究にとどまっている. この培養系による研究で多くの知見が得られたことは論を待たないが, 動物モデルが無い事からも3次元構築が保たれた状態での検討が望まれていた.
Practice : 歯科学
Keywords :