アブストラクト（47巻2号：神奈川歯学）

神奈川歯学

Japanese

Title　： Combination of chewing and stress up-regulates hippocampal glucocorticoid receptor in contrast to the increase of mineralocorticoid receptor under stress only
Subtitle　： 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors　： 吉川剛太
Authors（kana）　： よしかわごうた
Organization　： 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal　： 神奈川歯学
Volume　： 47
Number　： 2
Page　： 115-116
Year/Month　： 2012 / 12
Article　： 報告
Publisher　： 神奈川歯科大学学会
Abstract　： 「論文内容要旨」一般に, 急性拘束ストレスは視床下部―下垂体―副腎系を介して血中コルチコステロン濃度を上昇させる. 海馬のミネラルコルチコイド受容体(MR)とグルココルチコイド受容体(GR)はこの視床下部―下垂体―副腎系に対して重要な調節機能を担っている. 本研究では, 拘束ストレス下における咀嚼筋の活性化が海馬のMR, GRに与える影響を免疫組織学的手法により検索した. ラットをコントロール群, 二時間の拘束ストレスを負与するストレス群, 二時間の拘束ストレスを負与し, 後半一時間木の棒をチューイングさせるストレスチューイング群の3群に分け, 各々のMR, およびGRの免疫染色像を比較検討した. コントロール群のMRの免疫陽性細胞は, 特に核が濃染されるが, 海馬CA1-CA4領域の錐体細胞層, ならびに歯状回(DG)の顆粒細胞層に散在していた. ストレス群のMR免疫陽性細胞はCA1領域においてより高密度に分布していたが, 他の海馬領域と, DGにおいては顕著な変化はみられなかった.
Practice　： 歯科学
Keywords　：