アブストラクト(47巻2号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Evaluation of denture base resin after disinfection method using reactive oxygen species (ROS)
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文内容および審査の要旨
Authors : 小田切憲
Authors(kana) : おだぎりけん
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 47
Number : 2
Page : 122-123
Year/Month : 2012 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」歯科医療従事者は, 診療室内において感染物質に触れる機会が多いため, 診療環境内の設備や使用器具, 患者から採得した印象材などへの消毒が現在行われている. これまで主に考えられてきたことは, 診療室内における消毒が中心であり, 補綴装置などの技工物が製作される技工所ではあまり重要視されない傾向にある. しかしながら, 近年, 技工所内の環境調査などにより, 多種類の微生物菌が技工所内には多く存在することが報告されてきている. ここから推測されることは, 印象材などの消毒が不十分であった場合, 多数の種類の細菌が, 印象材や模型などと共に技工所内に集められ, 技工物を製作する際の交互感染のリスクがあるということである. そのため, 口腔内に装着される完成技工物に対してもあらかじめ消毒を施す必要があると近年考えられてきており, 現在薬液による消毒方法が用いられてきているが, 残留薬剤による人体への影響や材料物性への影響が懸念されているため, 完成技工物への消毒方法は確立されていない.
Practice : 歯科学
Keywords :