アブストラクト(48巻1号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Direct Assessment of the Antioxidant Properties of Midazolam by Electron Spin Resonance Spectroscopy
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 秦光潤
Authors(kana) : はたみつうる
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 48
Number : 1
Page : 55-56
Year/Month : 2013 / 6
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : ヒドロキシルラジカル(HO・)やスーパーオキシド(O2・-)といった活性酸素種(Reactive oxygen species;ROS)によって引き起こされる酸化ストレスは, 虚血-再灌流障害, 脳腫瘍, 家族性筋萎縮性側索硬化症, アルツハイマー病, その他の神経変性疾患を含むさまざまな脳機能障害に関連することが知られている. ミダゾラムは一般的に用いられている静脈麻酔薬であり, ROSによる酸化ストレスを減弱する抗酸化作用を有することが報告されているが, 直接的なROSに対する効果を検討した研究は少なく, 同じ静脈内麻酔薬として用いられているプロポフォールに比べ抗酸化能は低いとの報告がある. 従って, 本研究論文の目的は, ミダゾラムの抗酸化能を検討するために直接的なROSに対する効果を電子スピン共鳴(ESR)法を用いて評価することである. 試験管内抗酸化能評価として5,5-dimethyl-1-pyrroline-N-oxide (DMPO)を用いたX-band ESRスピントラッピング法により, HO・とO2・-に対するプロポフォールMCT/LCTの効果を検討した.
Practice : 歯科学
Keywords :