アブストラクト(48巻2号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Low level fluoride stimulates epithelial-mesenchymal interaction in oral mucosa
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 何大唯
Authors(kana) : かだいい
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 48
Number : 2
Page : 118-119
Year/Month : 2013 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」フッ化物は, 1945年以来, ヒトのう蝕予防を目的に全身的および局所的に応用され, う蝕減少という莫大な利益をもたらした. しかしながら, フッ化物の細胞に対する病理学的な作用は十分に解明されているわけではない. 今までの研究によって, 低濃度のフッ化物は骨芽細胞を活性化させるなど, 有益な作用をもたらすことが報告されている. 本講座の以前の研究においても, 低濃度のNaFは, 歯肉上皮細胞の増殖性, 運動性ならびに細胞間質形成を誘導することを見出した. さらに, 歯周病による歯槽骨吸収の抑制作用を有することも示唆している. 上皮間葉相互作用は, 口腔粘膜の形態形成に重要な意義をもつ. 本研究は, 上皮間葉相互作用において, 低濃度フッ化物は口腔粘膜上皮細胞に有益な作用を提供するという仮説に基づくものである. 先ず, 低濃度フッ化物を添加したヒト歯肉上皮細胞は, 様々な生物学的プロセスが促進することを確認した.
Practice : 歯科学
Keywords :