アブストラクト(48巻2号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : ブラッシングによる高齢者の神経認知機能の増強効果
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 久岡清子
Authors(kana) : ひさおかきよこ
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 48
Number : 2
Page : 124-125
Year/Month : 2013 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」少子高齢社会において, 認知症や寝たきりになった要介護老人は増加の一途を辿り, 深刻な社会問題になっている. とりわけ高齢者の健康寿命の延長, quality of life(QOL)とactivities of daily living(ADL)の向上を目指した対策とその施行は, 健康で豊かな生活環境をつくりだすための重要な課題である. 近年, 介護保険の新予防給付に口腔機能向上が導入されて以来, 特にうがいとブラッシングをプライマリケアとして口腔ケアが積極的に取り組まれ, 今や口腔ケアは口腔の疾患予防だけでなく, 誤嚥性肺炎の予防, QOLの向上, さらにADLの改善に有用であることがわかってきた. 近年の種々の研究によって, ブラッシング刺激による情報は高次脳で処理・統合され, 知的機能の発現に最も重要な前頭連合野の神経活動を高めることで, 高齢者の前頭前野活動と関連した神経認知機能を増強すると考えられるようになってきた.
Practice : 歯科学
Keywords :