アブストラクト(48巻2号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : Dental resin curing blue light induced oxidative stress with reactive oxygen species production
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 岡田永三
Authors(kana) : おかだえいぞう
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 48
Number : 2
Page : 126-128
Year/Month : 2013 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」青色光を含む可視光はDNAに対する活性酸素種(Reactive Oxygen Species; ROS)作用により細胞傷害性を与え, これは加齢に伴う病態や腫瘍形成に寄与することが報告されている. また, 眼科領域では青色光による生成したROSによる酸化ストレスは, 加齢黄斑変性症, 未熟児網膜症, 網膜光の損傷, および白内障など多くの眼疾患に関与していることが多く報告されている. 歯科用レジン重合用青色光は歯の漂白処置やレジン充填による修復処置に用いられるようになってきており, とくに歯の漂白処置において長時間の青色光照射が広く行われている. 歯科において青色光, とくにハロゲンを用いた歯科用レジン照射器は線維芽細胞のアポトーシス誘導やミトコンドリア障害を誘導するという報告がなされている. しかしながら, 口腔内は微小循環が多く存在し, 加えて光照射により生じるROSの最初のターゲットとして知られている血管平滑筋に対するこれらの影響について報告したものはない.
Practice : 歯科学
Keywords :