アブストラクト(48巻2号:神奈川歯学)

神奈川歯学

Japanese

Title : 残留精液中の精子DNAのDNA分析における耐久性の検討(衣服付着の場合衣服のクリーニング後, 体表面付着の場合入浴後について)
Subtitle : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科博士論文 内容および審査の要旨
Authors : 大石俊一
Authors(kana) : おおいししゅんいち
Organization : 神奈川歯科大学大学院歯学研究科
Journal : 神奈川歯学
Volume : 48
Number : 2
Page : 128-129
Year/Month : 2013 / 12
Article : 報告
Publisher : 神奈川歯科大学学会
Abstract : 「論文内容要旨」日本における性犯罪は年々増加し, 被害者は多くの場合女性で捜査の決め手になるのがDNA鑑定である. DNA鑑定は被害女性の体内や体表あるいは着ていた衣類に付着した精液の精子からDNAを抽出して, 容疑者のDNAと比較する. DNA鑑定の結果が確率論から有効となるためには, 残留した容疑者の体液などが変性・分解されない状態でかつ十分量採取できることが必要である. 性犯罪において被害者女性に容疑者の体液が付着した場合, 多くは自宅に帰り直ちにシャワーや入浴で体を洗い, 衣服も洗濯あるいはクリーニング業者に出してしまうケースが少なくない. 今回, 強姦事件を想定し, 容疑者の精液中の精子が衣類, 女性の体表面にどの程度残留し, DNA鑑定が可能であるか否かを検討した. 具体的には, 精液が付着した衣類からクリーニング後でも精子が採取できるか, 女性の体表面に付着した精液が入浴後, 就寝した翌朝, 精液付着部から精子が採取できるか, 採取方法を含め検討した.
Practice : 歯科学
Keywords :